九博にて、工芸のいま 伝統と創造
- Day:2009.03.14 23:50
- Cat:九州国立博物館

九州と沖縄の作家に的を絞った今回の特別展。
前回の「国宝天神さま」に続き、地域色の濃い内容です。
九州という同じ島に立っておられ、今なお作品を作り続ける、
現代作家の力を十二分に感じることができました。
またまた展示期間リミットに迫っての観覧です。

入った時間が良かったのか、思いの外のんびりと見て回れるぐらいの客数。
入口で貸し出している音声ガイドを借りようか、いつも悩みます。

一番先に出迎えてくれたのが、陶芸。
土や釉薬、技法の違いは勿論ですが、一つの作品に籠めた、
それぞれの作家の複雑な思いが伝わるようで、見てるほうも緊張しますね。
作り上げた数ある作品の中での「とっておき」を出展していることでしょうから。
あぁ、これを見て欲しい。これが自分だ。と作家自身が主張してくるようです。

太宰府からは佐々木厚さんの象嵌花器が出展されていました。
こちらは2007年に制作された作品です。
「北谷の窯」といえば、陶芸に興味のある地元民なら分かるはず。
太宰府天満宮の参道、一の鳥居付近にお店もありますので、
是非探されてみてはいかがでしょう。

工芸とは「実用性と美的価値とを兼ね備えた工作物を作ること」。
気合の入った作品は、博物館に飾るばかりでなく、
使ってこそその真価が確かめられるということでしょうか。
・・・普段遣いするにはちょっと勇気が必要ですが。

今回の特別展では、現代の陶芸、染織、木竹工、人形、漆芸、
また金工などが様々展示されており、なんらかのものづくりに携わる人にとって、
新鮮なインスピレーションを得る良い機会になっている気がします。
私自身、これをどう撮ったら一番の魅力が引き出せるだろう・・・
と思い巡らせながら、ひとつひとつ観て回ってましたので。
さて、次回の特別展は「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」です。
チベットは標高アベレージ4000mということで、高山病の心配なしに、
太宰府で天空の至宝を楽しむチャンス、乞うご期待!(一部リーフレット引用)
(一部写真は「九州国立博物館」より提供していただいたものを使用しています)